2025/03/18
こんにちは!日本福祉教育専門学校です。
今回は、社会福祉士養成科(夜間部)・専任教員白川先生のコラム⑤をご紹介いたします。
先日、毎年、学生がお世話になっている高齢者施設に実習巡回指導にいきました。
実習巡回指導とは、担当教員が施設に出向き、実習生について実習担当職員から直接意見をお聞きする機会です。
その日は、施設で音楽会が開催される日で、その音楽会は夜間部の実習生Pさんが企画したものでした。
午後2時に音楽会が始まりました。
最初は利用者様全員によるハンドベルの演奏(曲目「春の小川」)、次に利用者の方のギターの弾き語り(ギター歴40年、お世辞抜きで上手い!)。
そして、利用者様全員、スタッフ、来訪者全員による唱歌が続きました。
そして、バイオリンやハーモニカの演奏があり、約1時間の音楽会は大盛り上がり!
利用者の方同士が楽しげに談笑したり、歌い、手拍子したりする姿が見られました。
音楽会の後、施設長様、実習生Pさん、そして私の3人で面談を行いました。Pさんは話します。
高齢の利用者様とは昔話をして距離を縮めることができました。
しかし、未来について話す機会がなく、利用者様同士が幾分よそよそしく見えたそうです。
そのため、近い目標を示し、目標実現に向かって、利用者様みんなを巻き込んでいけば、利用者様相互の関係も改善することができるのではないかと考え、ハンドベルの音楽会を企画したと、Pさんは言います。
Pさんによれば、ハンドベルの演奏が初めての利用者様のために、音符を新聞紙ぐらいの大きさの紙に大きく書き、ベルを鳴らすタイミングを他の実習生が指示棒で指したり、ベルを振るタイミングで利用者様の肩を軽く叩いたりするなど工夫したそうです。
さらに、利用者様の表情や動作を見ながら、利用者様が並ぶ順番も調整していったと、Pさんは話します。
Pさんの行動は、観察とアセスメント、そして実践の繰り返しであり、その結果、利用者の生活の質を高めることができたと、施設長様は分析しました。
音楽会には施設の近隣に住む住民の方々も6人程参加されていました。
施設長様によれば、以前は施設の運営をボランティアとして手伝ってくれる住民の方々がいらっしゃったそうです。
しかし、コロナ禍でその交流も途絶えてしまい、音楽会が数年ぶりに住民の方々を施設にお迎えする機会になったと話します。
そうした意味でも、音楽会は大成功だったと、施設長様は喜びます。
実習生Pさんを信頼し、このような機会を提供していただいた施設長様やスタッフの皆様、Pさんの企画を手伝ってくれた他の実習生の方々、そして利用者の方々すべてにお礼申し上げたいと思います。
そして、実習生Pさん、お疲れさま‼
(執筆/白川耕一先生:社会福祉士)
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