2025/02/20
こんにちは!日本福祉教育専門学校です。
今回は、社会福祉士養成科(夜間部)・専任教員白川先生のコラム④をご紹介いたします。
国家試験が終了し、夜間部の授業が再開しました。
これから3月上旬まで、現実的な状況を想定し、学生同士が議論しながら、ケースへの対応を探っていく展開演習が続きます。
私は、毎年、「やさしい日本語」を練習する内容の演習をおこなっています。
彼らとのコミュニケーションの方法として「やさしい日本語」が推奨されています。
なぜ「やさしい英語」ではなく、「やさしい日本語」が推奨されていつのでしょうか。
現在日本には360万人の在留外国人がいますが、調査によれば、在留外国人の8割以上は日本語をある程度理解できるからです。
日本語の方が通じやすいとされています。
「やさしい日本語」にはコツがあります。まず伝えるべき内容を整理し、短い文にまとめます。
外国人にとって敬語はかなり難しく、例えば、「いらっしゃる」、「召しあがる」などではなく、「来ます(行きます)」、「食べます」のような丁寧語が通じます。
外国人の多くは漢字熟語はハードルが高いようです。
意思疎通には、言語だけでなく、身振り・手振りやイラストの使用、「このように使います」というような実際に動作を見せることも有効です。
演習では、震災後の避難所の受付という場面を想定し、学生を4~5人の3つのグループに分け、それぞれのグループの学生の1人に「カタコトの日本語なら理解できる外国人」を演じてもらいました。
日本人ボランティア役の学生A「居住スペースは大ホールで、向うの扉から入ってください。」
外国人役の学生B「…」
学生A「…。ドュ・ユー・アンダースタンド(英語)?」
学生B「…」
学生A「…。それでは一緒に行きましょう。こっちです。(身振りを交えながら、)ここでご飯を食べたり、寝たり、できます」
ボランティア役の学生は、「やさしい日本語」のルールを思いだしつつ、四苦八苦しながら伝わる表現を探っていきます。
演習が終わる時、学生に「やさしい日本語」を使ったみた感想を聞いてみました。
多くの学生は「予想以上に難しかった」と言います。
ある学生は、「言葉が通じなくて、相手の表情を見ながら、表現も少しずつ変えていきました。
言葉は難しくても、思いが通じたように感じました」との感想を頂きました。「思いが通じた」とは私にとって嬉しい言葉です。
そして、外国人役を演じてくれた学生さん、ありがとう!
(執筆/白川耕一先生:社会福祉士)
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