2023/01/13
こんにちは!日本福祉教育専門学校です。
行動制限のなかった年末年始、みなさんはどのようにお過ごしでしたか?
大晦日に出会った介護士さんの笑顔があまりに素敵でしたので、こちらのコラムでご紹介させていただきたいと思います。
1、 認知症になった大叔母
年末も年末、大晦日31日の夕方5時に雪深い親戚宅を訪れました。
(もちろん事前にPCR検査で陰性を確認してからです。)
94歳になる大叔母が31日は朝からデイサービスを利用していて、帰宅は夕方5時になると聞いたからです。
大叔母は昨年の春頃から認知症になっていて、GWに会った時には自分の家族は何となくわかるけれど、久しぶりに会う私たち親戚が誰なのか認識できないくらいの状態でした。
大叔母に会いたくて夏の帰省でお盆時期にも訪れてみましたが、この日も朝からデイサービスに行っていて会えず。
大叔母の年齢を考えると元気なうちに顔を見ておきたいと思い、大晦日の忙しい夕食間際の時間でしたが、親戚も快く迎えてくれて、大叔母がデイサービスから帰ってくる時間を見計らって訪ね、リビングで帰宅を待ちました。
2、年末に出会った笑顔の素敵な介護士さん
夕方5時を過ぎた頃、雪の降る親戚宅前にデイサービスの送迎車が到着しました。
叔父が玄関先まで迎えに出て、介護士さん二人と一緒に車いすの大叔母が帰宅。
「こんばんはー!お世話になりまーす!!」と、とびきりの笑顔で男性と女性の介護士さんが車いすを介助しながら元気よくリビングに入ってきました。
大叔母に、「みなさん来ていてにぎやかでいいですねー!よいお年をお迎えくださいね。」と、びっくりするくらいのスムーズな介助と同時に、大叔母に聞き取りやすい声とトーンで笑顔で話しかけてくれていました。
介護士さんにそのままリビングすぐ横の大叔母の部屋にあるベットに移乗してくれました。
3、 デイサービスから帰宅した大叔母の様子
そして、大叔母。
満面の笑みで、外が寒いはずなのに、頬は薄ピンクで顔色はとても良く、お肌もツルツル。
きっと温かいお風呂に入れてもらったのではないかと想像します。気持ち良かったんだろうな~と。レクリエーションも楽しかったんだろうな~と。
叔父に聞いたところ、大叔母はデイサービスから帰ってくると認知症の調子も良く記憶が鮮明になるそうです。
それを聞いた私たちも話しかけてみたところ、5人のいるなかで3人はわかってくれて、名前もしっかり覚えていました。(嬉しい)
「泊まっていってね。」
「ご飯を食べていってね。」
大叔母のいつものセリフが次々と出てきます。
4、 大晦日に思うこと
大晦日はお正月の準備で大忙しの日です。
田舎では古くからのしきたりがあったりと、大晦日はやること満載です。
家族もその準備に追われるので、大叔母がデイサービスで過ごしてくれると、きっと叔父家族も助かったのではないかと思いました。
さらに元気な顔で帰ってきてくれる安心感が、毎日自宅で介護をしている家族がどれだけ救われることか。
そして、この笑顔の素敵な2人の介護士さん。
年齢はマスク越しですが、40歳前後くらい。きっとご自身にもご家族があるのではないし
ょうか。
でも、笑顔でこの仕事を大晦日のこの時間に担っていただいている。
もう感謝しかありませんでした。しかも家族の空間で邪魔にならないように、手際良く、丁寧に、実に気持ち
のよい介助でした。
介護を必要としている人とその家族には、年末年始も休日もありません。
デイサービスはもちろん、施設や病院で働く方たちはそれを毎日支えてくださっています。
大晦日のこの日にそんなことを目の当たりにして「ありがとう」の気持ちでいっぱいになりました。
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