2023/01/04
こんにちは!日本福祉教育専門学校です。
今回は地域での活動が注目されている「認知症カフェ」についてご紹介します。
1、「認知症カフェ」とは
認知症カフェは、オランダのアルツハイマーカフェから始まり世界に広がりました。
日本では、2015年に「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」によってスタートしました。このオレンジプランは、認知症の当事者が住み慣れた住みやすい場所で、引き続き生活できることを目的にしています。
この施策に由来して、認知症カフェは「オレンジカフェ」と呼ばれることもあります。
2、「認知症カフェ」ってこんなところ
認知症カフェの目的は、“認知症になっても暮らしやすい地域をつくるため”です。
そのため、認知症になったご本人だけでなく、そのご家族も参加できます。
3、「認知症カフェ」では実際にどんなことができるの?
実際に認知症カフェではどのようなことが行われているのでしょうか。
その地域やカフェの主催者によって提供してくれる内容は違いますが、参加者同士で会話をして交流することを目的としていることは共通してます。
例えば…
認知症カフェには介護福祉士や看護師など、認知症の介護について相談できる専門家も参加していることもあるので、悩みの相談やアドバイスをもらえます。
認知症の方やそのご家族はずっと家で過ごす傾向があるので、自主的に外出し、運動や趣味を楽しめるような機会を提供しています。
脳トレ、エクササイズ、手芸、料理、将棋、書道、パソコン教室、スマホ教室など…。
これらの活動を通じて、地域での知り合いができたり同じ悩みを抱えた家族同士の交流の場となったり、自分の住んでいる地域の認知症に関するサポート体制について情報を得ることもできることも参加への大きなメリットです。
4、「認知症カフェ」に参加するには
認知症カフェにはさまざまな種類があります。
・家族会の運営
・社会福祉法人の運営
・学校法人の運営
・区市町村など自治体の運営
・NPO法人により運営 など
認知症カフェに参加したいと思ったら、お住まいの地域にある地域包括支援センターにお問合せいただくとよいでしょう。また、近隣の高齢者施設や区役所・市役所に問い合わせをしても教えてくれます。
最近ではインターネットで検索する方法もあります。多くの自治体HPには認知症カフェの紹介ページを設けていますので、調べてみるものおすすめです。
以前は事前予約なしで参加できるのが主流でしたが、コロナ禍では事前予約で参加申し込みをしておくと安心です。
コロナで外出が減り、認知症のご本人やご家族がますます孤独になってしまいがちです。
「認知症カフェ」を上手に利用して交流の場として活用してください。
私たちも「認知症カフェ」を運営しているしています
日本福祉教育専門学校/介護福祉学科/mimoカフェ
(東京都豊島区高田3丁目)