精神保健福祉士短期養成通信課程 在校生切替 恵美(きりかえ めぐみ)さん
現在はどのようなお仕事をされているのですか?
わたしは、社会福祉士の資格を取得してから、二つの自治体でスクールソーシャルワーカーとして勤務をしております。主な相談内容は不登校に関わる相談が主となり、学校と家庭との関係調整、関係機関との連携を図り業務を行っております。
ダブル資格を目指す決め手になったことはありますか?
私が入職した職場では、ダブル資格を持っている先輩がすでにいたことや、ダブル資格を取るためにまさに勉強中の先輩がいた影響もあり、いつかダブル資格を取りたいと思っていた私を後押しするような環境があり、自分も挑戦する決心がつきました。
両立するために意識していることはありますか?
レポートを書く時間を確保することが1番の課題です。ご家庭を持っているパパママの共通の悩みだと思いますが、入学する前に家族に大方のスケジュールを伝えておくことや、理解をしてもらうことは大切だと思います。
また子どもとの時間はあまりとれませんが、勉強する時は集中してまとまった時間を確保する、遊ぶ時は一切勉強に触れずに子どもとの時間を持つなどメリハリをもったスケジュール立てを意識しています。
レポート、スクーリングではどのようなことを学びましたか?
精神疾患に関する知識の深掘りができた点や、事例を通して精神保健福祉土としてどうあるべきかを考察することができました。また、スクーリングの講師の方々は、現場経験を積み重ねてきた方も多く、自ら経験されてきた現場ならではの話を聞けたのも大変貴重でした。日福で勉強ができてよかったなと思いました。
学んだ知識をどのように仕事で活用することができますか?
私は現在不登校を主訴とする相談を多くお受けしておりますが、その家庭をアセスメントする中で家族の精神疾患や生徒児童の発達課題、精神疾患が背景にあることがあります。学校の先生方の中には、精神疾患をもつ保護者との関わり方に苦慮するケースもあり、学校と保護者の関係性が悪くなり、家庭が孤立し、子どもの教育保障が難しくなりうるケースもあります。そのため、学んだ知識を活かして先生にそうした疾患をもつ保護者との関わり方を助言したり、生徒理解につながるようにアドバイスができればいいなと思います。
卒業後、キャリアに対する目標や方向性はありますか?
私はまだスクールソーシャルワーカーとしてまだまだ経験が浅い( 2年目の)ため、資格取得後も現在の職務を通して実践を重ねていきたいと思います。一方で、生きづらさを抱えた子どもたちの支援が地域の中で社会資源が十分に整っている状態ではないため、支援からこぼれ落ちている子たちが過ごしていけるような子どもの居場所を作っていくことが私の夢です。