2021/02/15
子どもの言葉の発達についてご紹介します。
言葉の発達目安や発達が遅れる原因を知っておくと、子育てママも安心です。
言葉の発達には、年齢ごとに段階があります。
もちろん発達には個人差がありますので、ここでは発達の目安についてお話しします。
「あーあー」「うー」などの母音から始まる言葉(喃語)が出てくる時期です。
ママやパパなど愛着関係のある大人の顔を見ると、ニコニコしながら喃語でお話しします。
「まんま」「ブーブー」など意味のある単語を使って、一語文を話し始める時期です。
自分の気持ちを一語文で伝えようとします。
「これ、ちょうだい」など2つの単語を使って、文章のようにお話しします。
子どもの気持ちも受け止めやすくなるので、絵本などを使ってたくさん言葉に触れるようにして、言葉を楽しみましょう。
「わんわんのえほんよんで」など3つの単語を使って、より意味のある言葉を話すようになります。
この時期には「なんで?」「どうして?」と疑問に思うことも増えて質問してきます。
子どもの好奇心になるべく丁寧に寄り添いつき合ってあげましょう。
発音がしっかりしてきて、大人の真似をしたがるようになります。
簡単な言葉の意味に興味を持って使いたがるので、わかりやすいように丁寧に説明してあげましょう。
2つ以上の述語が組み合わせいる複文を使い始める時期です。
代名詞や助詞を使い、大人と対等に話せるようになってきます。
話す意慾が高まり、友達同士でも会話を楽しむ時期です。
言葉で自己主張して、自分の思いを伝えて解決しようとするので、口喧嘩も増えてくる時期です。それぞれの思いを聞きながらお互いが妥協できるように話し合う場をもつことが大切です。
自分が体験したことを言葉にして相手に伝えることができるようになります。
小学校に入学すると、本格的は学習がはじまり新しいお友達も増えるので、未就学前にコミュニケーションの幅を広げておくといいでしょう。
できるだけたくさんの言葉を使って会話を楽しんだり、絵本の読み聞かせを繰り返すと
単語や正しい文章を身に付けることに繋がります。
言葉の発達は他の子どもと比べてしまいがちですが、発達にはいろいろな要素が影響して
います。言葉の発達に必要なことをおもに4つ挙げます。
①言葉を聞き分ける『聴力』が発達していること。
②言われたことが理解できる『知能』は発達していること。
③発声するための『運動機能』が発達していること。
④子どもに話すという『欲求』があること。
これらの4つの条件が揃うと子どもは言葉を話すようになります。
もし言葉の遅れが気になる場合には、まず耳がきちんと聞こえているかを確認してみるの
がようでしょう。
その場合は小児科や耳鼻咽喉科で診てもらったり、聴こえの専門家でもある言語聴覚士に
検査してもらうなどがおすすめです。
この条件以外で、最近では核家族が増えてきた影響もあって、家族間の会話が減ってしまったり、インターネットを長時間見たりと、子どもが家庭での家族との会話が減っていくことも子どもの言葉の発達に影響する場合があるので、注意しましょう。
※こちらの記事は入学検討者向けに掲載しているため、簡易的な説明となっております。
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