2022/05/23
こんにちは。日本福祉教育専門学校です。
入学やクラス替え、就職、転職、部署の移動など環境の変化が多い4月。
気を張って過ごし、大型連休で一息ついたものの休み明けの登校や出社でいつもより体が重い、やる気がおきないなど経験したことありませんか。
それってもしかしたら五月病かもしれません。五月病の原因や対処方法をお伝えします。
5月の連休明けの時期に起こる心身の不調を「五月病」と総称し一般的に広く知られています。
「五月病」は医学的な病名ではなく、環境の変化による一時的な不調を指します。環境に慣れてくると症状は改善しますが、症状が続いたり、生活に支障をきたすほどひどくなると「うつ病」や「適応障害」と診断されるケースもありますので軽視はできません。
五月病は身体的な不調やメンタルの不調があり、この症状が出たら五月病とは言い切れませんが、目安として下記のような症状が挙げられます。
身体的な不調
メンタルの不調
慣れ親しんだ生活から一変し新しい生活スタイル、職場に慣れることは誰しも時間がかかりますよね。
新しい環境での業務になかなか慣れなかったり、人間関係の構築がうまくいかないなどの不安感からストレスになり不調が生じてしまいます。
また、異動や転職前に描いていた通りにいかず、現実に直面しストレスに感じてしまうことも原因として挙げられます。
真面目で一生懸命な人ほど責任感が強く抱え込んでしまうことがあります。新しい環境で緊張状態が続いていたからこそ、連休に入り燃え尽きてしまったなど気持ちが低下してしまいます。
環境に慣れることで改善されることがありますが、日々の生活習慣の見直しやストレス解消法を取り入れることで、心身の不調を改善することが大切です。
精神を安定させる神経伝達物質のセロトニンを分泌は食事面からサポートすることもできます。
肉や魚、卵や大豆製品などを摂ることでセロトニンの分泌を助けます。
またビタミン、脂質、炭水化物などをバランスよく摂ることで脳内へ栄養が回り、疲労回復ややる気がでてきます。
朝、太陽の光を浴び生活リズムを整えることも大切です。また日光を浴びることでセロトニンの分泌を増やすことができます。
散歩や通勤時の階段の利用など軽い運動は気分転換になります。
また、趣味を楽しむこともセロトニンの分泌を促しますのでストレス状態が和らぎます。日々の生活に楽しみを取り入れるといいでしょう。
一人で抱えてこんでしまうと不安は大きくなるばかり。信頼できる家族や友人とのコミュニケーションを通して、気持ちを軽くすることも大切です。
ストレス社会の今、五月病は誰しも起こる可能性はありますが、放っておくと「うつ病」や「適応障害」など深刻化してしまう場合もあります。
規則正しい生活やバランスの良い食事などから少しずつ改善されることもありますが、なかなか改善されなかったり、症状がひどくなった場合は、放っておかずに医療機関に相談することが大切です。
※こちらの記事は入学検討者向けに掲載しているため、簡易的な説明となっております。
転載・流用はご遠慮ください。