2020/04/22
精神保健福祉士の専門領域である「統合失調症」について解説します。
1、「統合失調症」はどのような病気ですか?
統合失調症は、考えや気持ちがまとまらなくなる状態が精神疾患で、その原因は脳の機能にあると考えられています。約100人に1人がかかるといわれており、決して特殊な病気ではありません。
年齢では、思春期から40歳くらいまでに発病しやすいと言われています。
2、「統合失調症」の発病の要因は?
統合失調症の原因はまだはっきりとわかっていませんが、脳内で情報を伝える神経伝達物質のバランスが崩れることが関係しているのではないかといわれています。
また、大きなストレスがかかることも関係があるようです。
遺伝子も関与しているといわれていますが、単純に遺伝子だけの問題ではなく、さまざまな要因が関与していると考えられています。
3、どのような症状がありますか?
統合失調症の症状は大きく分けて3つあります。
①陽性症状
②陰性症状
③認知機能障害
4、病気の経過と症状は?
統合失調症には病気の経過によって、「前兆期」・「急性期」・「消耗期(休息期)」・「回復期」の4つに分けられます。
それぞれの病気で特徴的な病状を解説します。
①前兆期
→過労や睡眠不足に注意する。
②急性期
→睡眠・休息・安心感が大切。
③消耗期(休息期)
→数カ月単位の休息、就寝時間は規則正しく、焦らず無理せず。
③回復期
→楽しみながらのリハビリテーションや体力づくりも大事。
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